昨日の記事 合唱の音とりのしかた を書いて、昔のことを思い出しました。中学卒業~高校1年の頃、知り合いを集めて合唱団を組織したのですが、その時の話です。
アカペラの曲をやるのに、音とりは各自で事前にやっておくことにしていましたが、そのために440Hzの音叉を1本ずつ渡して、音程練習はこれだけでやること、と言う無茶な要求をしていました。
問題は練習の進め方のみならず、当初から見込みのありそうな知り合いを片っ端から当たっては「明確に断らなかった」人を強制的に入れると言う詐欺まがいの勧誘をしていましたし、意見・要望が出されないことを良いことにやりたい放題我儘を通していました。
私は常日頃より自分を基準に物事を考える悪い癖があり、今でこそ多少まともにはなったようですが、当時は強烈でした。自分にできることは他人に要求して当然と考えていましたし、自分が楽しいことは他人も同じかそれに気づいていないだけと思い、とにかく何でも強制していました。
当然上手く行くはずもなく、作った団体は半年くらいで解散したと記憶していますが、今思い返すと苦い思い出と同時に色々な教訓があって勉強にはなったと思います。
人に依ってバックグラウンドやスキル、取り組むスタンスややる気、方向性が異なるのですが、音楽に限らず2人以上が共同して何かに取り組む際にはこれをいかにまとめて方向づけて行けるかということが重要です。長期間取り組む際には尚更、この点を気を付けなければ上手く行かないと思います。